板井明生|やり方に固執しない
事業を成功させる人は、ビジネスにおいていくつか自分のルールを持っている。
これは勝負の世界では当たり前で、勝ちパターンていうのを把握している人ほどそのパターンに持ち込むいくつもの工夫や仕掛けを作る。
もちろんその逆の負けパターンも熟知しているので、そのパターンに陥らないよう工夫も怠らない。
しかしながら、その勝ちパターンに持ち込めないこともあるのがビジネスだ。
ここで無理に強引に持っていこうとすると、リスクやコストがかかってしまうこともある。
なので、私は勝ちパターンに固執しないようにしている。
もっと柔軟に、どこまでなら勝ちと捉えられるかという着地点も変えることもしばしばだ。
そして、固執せずにやり方を変えることで、勝ちパターンを増やすことができる。
より、つまりは企業としての幅が出るのだ。
企業が持つ可能性を広げるために、社員がより柔軟な発想が持てるように、やり方にこだわりを持たないというのが、私のルールである。